ハイハットのビートでの使い方と叩き方
ハイハットは、8ビートなどのビートにおいて、「チチチチ」と細かくリズムを刻む役割の打楽器として使われます。
ハイハットは、二つのシンバルが上下に重なり合っているシンバル系の打楽器で、シンバルを閉じたり開いたりする事で、音色を変化させる事が可能です。
ハイハットの二枚の上下のシンバルは、上のシンバルがハイハットクラッチという留め具で心棒に固定されていて、ハイハットペダルを踏むことで下に移動して、二枚のシンバルが閉じた状態になります。
8ビートや16ビートといったビートを叩く際には、ハイハットペダルを踏んで、クローズハイハットにして叩いている最中に、ハイハットペダルを踏まずにオープンハイハットに切り替えて、細かいリズムの中にアクセントを付けたり、開放感を与えたりします。
ハイハットを叩く際のストローク
ハイハットに限りませんが、ドラムセットの打楽器を叩く際には、バスドラム以外は全てスティックで叩きます。
※ブラシや、ティンパニーマレットなどは除きます。
打楽器をスティックで叩く際には、四種類のストローク(振り下ろし方)を使い分けて叩きます。
フルストロークは、高い位置から振り下ろして叩いた後、再びスティックを高い位置に戻すというストロークです。
ダウンストロークは、高い位置から振り下ろして叩いた後、スティックを低い位置で維持するというストロークです。
タップストロークは、ローポジションで振り下ろして叩いた後、そのままローポジションでスティックの高さを維持するというストロークです。
アップストロークというのは、ローポジションで振り下ろして叩いた後、スティックをハイポジションに移動するというストロークです。
ドラムセットの打楽器は、バスドラム以外は、この4種類のストロークを使い分けて叩くことでアクセントを付けたりします。
ハイハットのアクセントの付け方
8ビートや16ビートでは、必ずという訳ではありませんが、ハイハットの拍の表にアクセントを付ける事が多いので、ダウンストロークとアップストロークを繰り返すように叩く事が多いです。
ダウンストロークとアップストロークを組み合わせると、鞭がしなるような感じでスティックをストロークする事になるので、拍の表にアクセントが付く状態になります。
また、ダウンストロークとアップストロークの組み合わせは、手首や腕の筋肉に負担が少ないので、かなり速いテンポの8ビートや16ビートであっても、ハイハットを正確に綺麗に刻めます。
ですので、ドラムを叩けるようになるには、まず、ダウンストロークとアップストロークの組み合わせたストロークの叩き方を覚えると良いと思います。