8ビートや16ビートなどのドラムのビートを完全マスター!

8ビートと16ビートって何が違うのだろう?

四つ打ちのビートパターン

「四つ打ち」、または、「4つ打ち」というのは、バスドラムを四分音符で四回叩くドラムパターンの事です。

「四つ打ち」の代表的なビートパターンには二種類あります。

  • ダンスビート(ディスコビート)
  • レゲトンビート

ダンスビートとレゲトンビートは、どちらともクラブ系のジャンルで使われる事が多いビートパターンとなっています。

ダンスビートの叩き方

ダンスビートは、ディスコビートやユーロビートと呼ばれたりもします。

ダンスビートは、バスドラムを四つ打ちで叩きながら、ハイハットを裏打ちで叩き、スネアを二拍目と四拍目で叩くビートパターンです。

ダンスビートの基本パターンの叩き方

ダンスビートの基本パターンの叩き方

ダンスビートでも、8ビートと同じく、二拍目のスネアを八分音符で二回叩いたりさせて、少しビートパターンを変化させたりします。

また、ハイハットをオープンにしたり、16分音符で二回刻んだりするパターンもあります。

ただ、ダンスビートでは、バスドラムは四つ打ちで固定なので、特に変化はさせません。

レゲトンビートの叩き方

レゲトンビートというのは、レゲエとサルサが組み合わさった「レゲトン」と呼ばれるジャンルの音楽で使われるビートパターンです。

レゲトンビートも、ダンスビートと同じく、バスドラムは四つ打ちで固定になっています。

また、ハイハットも拍の表でバスドラムと一緒に叩くのが基本です。

スネアは、一拍目の裏拍に16分休符を入れた後に叩き、二拍目の裏拍で叩きます。
そして、三拍目は一拍目と同じように裏拍に16分休符を入れた後に叩き、四拍目は二拍目と同じく裏拍で叩きます。

レゲトンビートの基本パターンの叩き方

レゲトンビートの基本パターンの叩き方

ですので、レゲトンビートは、四拍子というよりも、どちらかと言えば、二拍子系に分類されるビートパターンと言ってもいいかもしれません。

レゲトンビートでは、ハイハットとスネアの叩く回数や叩く箇所を変化させる事で、ビートパターンに変化を出します。

四つ打ちの8ビートと16ビート

「四つ打ち」というドラムパターンは、主に、ダンスビートとレゲトンビートで使われますが、8ビートや16ビートの中でも使ったりします。

8ビートの基本パターンでバスドラムを「四つ打ち」にしたり、16ビートの基本パターンでバスドラムを「四つ打ち」にしたりすれば、「四つ打ちの8ビート」や「16ビートの四つ打ち」というように、四つ打ちを使った8ビート・16ビートとなります。

また、四つ打ちを使った16ビートでは、スネアを抜いて、ハイハットバスドラムだけで叩くという少し特殊なビートパターンもあります。

8ビート・16ビート・4ビートの叩き方

8ビートとは、一小節(四分音符が四つ)の中で、ハイハットを八分音符で八回叩くビートパターンです。

8ビートの基本パターンの叩き方

8ビートの基本パターンの叩き方

16ビートとは、一小節の中で、ハイハットを十六分音符で十六回叩くビートパターンです。

16ビートの基本パターンの叩き方

16ビートの基本パターンの叩き方

4ビートとは、一小節の中で、ハイハットを四分音符で四回叩くビートパターンです。

4ビートの基本パターンの叩き方

4ビートの基本パターンの叩き方

また、8ビート・16ビート・4ビートのいずれも、バスドラムは小節の一拍目と三拍目の表、スネアは小節の二拍目と四拍目の表で叩くのが最も基本的なパターンとなっています。

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8ビートと16ビートのハイハット

8ビートと16ビートでは、ハイハットを叩く際に、拍の表にアクセントが付くように叩きます。

ですので、8ビートのハイハットでは、「チ」というようにハイハットを刻みます。

8ビートのハイハットの叩き方

8ビートのハイハットの叩き方

16ビートのハイハットでは、「チチチチチチチチチチチチ」というようにハイハットを刻みます。

16ビートのハイハットの叩き方

16ビートのハイハットの叩き方

4ビートにおいては、ハイハットは四分音符に一回だけしか叩かないので、ハイハットにアクセントを付けるという事は特にありません。

ドラム初心者の人におすすめな8ビートパターン

8ビートのパターンで、ドラム初心者の人におすすめなのが、二拍目のスネアを八分音符で二回叩くというパターンです。

8ビートの基本パターンにおける二拍目のスネアを八分音符で二回叩くと、「ドン・タタ・ドン・タ」というリズムのビートになります。

8ビートのおすすめパターン

8ビートのおすすめパターン

この8ビートパターンを叩くと、少し陽気な雰囲気になるので、ノリが良いが曲などに使えます。

ドラム初心者の人におすすめの16ビートのパターン

16ビートのパターンで、ドラム初心者の人におすすめなのが、二拍目の裏拍に16分休符を入れた後、バスドラムを入れるというパターンです。

16ビートの基本パターンに、二拍目の裏拍16分休符を入れた後、バスドラムを入れると、「ドン・タ ッド・ド・タ」というリズムのビートになります。

16ビートのおすすめパターン

16ビートのおすすめパターン

16分休符を入れているこの16ビートのパターンを叩くと、16ビートらしいシンコペーション系のリズムになるので、少しファンキーな楽曲に使えます。

おすすめの8ビートと16ビートが少し簡単に感じられるかもしれませんが、ドラム初心者の方であれば、まずは、この2パターンを叩けるようになるところから目標にした方が練習しやすいと思います

4ビートをシャッフルビートで叩く

4ビートは主にシャッフルビートで叩かれるビートパターンです。

シャッフルビートというのはシャッフルのリズムで叩くビートの事です。

シャッフルというのは、三連符の中抜きのリズムの事で、「チッチ・チッチ」というリズムの事を意味しています。

シャッフルビートを叩く際には、ハイハットを「チッチ・チッチ・チッチ・チッチ」というように、三連符を中抜きにしたシャッフルのリズムで叩きます。

シャッフルビートの基本パターンの叩き方

シャッフルビートの基本パターンの叩き方

また、シャッフルビートでは、バスドラムとスネアも三連符のリズムで叩き、シャッフルビートを使う楽曲全体でも、音符は三連符を使います。

ですので、シャッフルビートを使う楽曲では、ドラムのフィルインも三連符ですし、ボーカルのメロディーや伴奏なども三連符のリズムを使います。