四つ打ちのビートパターン
「四つ打ち」、または、「4つ打ち」というのは、バスドラムを四分音符で四回叩くドラムパターンの事です。
「四つ打ち」の代表的なビートパターンには二種類あります。
- ダンスビート(ディスコビート)
- レゲトンビート
ダンスビートとレゲトンビートは、どちらともクラブ系のジャンルで使われる事が多いビートパターンとなっています。
ダンスビートの叩き方
ダンスビートは、ディスコビートやユーロビートと呼ばれたりもします。
ダンスビートは、バスドラムを四つ打ちで叩きながら、ハイハットを裏打ちで叩き、スネアを二拍目と四拍目で叩くビートパターンです。
ダンスビートでも、8ビートと同じく、二拍目のスネアを八分音符で二回叩いたりさせて、少しビートパターンを変化させたりします。
また、ハイハットをオープンにしたり、16分音符で二回刻んだりするパターンもあります。
ただ、ダンスビートでは、バスドラムは四つ打ちで固定なので、特に変化はさせません。
レゲトンビートの叩き方
レゲトンビートというのは、レゲエとサルサが組み合わさった「レゲトン」と呼ばれるジャンルの音楽で使われるビートパターンです。
レゲトンビートも、ダンスビートと同じく、バスドラムは四つ打ちで固定になっています。
また、ハイハットも拍の表でバスドラムと一緒に叩くのが基本です。
スネアは、一拍目の裏拍に16分休符を入れた後に叩き、二拍目の裏拍で叩きます。
そして、三拍目は一拍目と同じように裏拍に16分休符を入れた後に叩き、四拍目は二拍目と同じく裏拍で叩きます。
ですので、レゲトンビートは、四拍子というよりも、どちらかと言えば、二拍子系に分類されるビートパターンと言ってもいいかもしれません。
レゲトンビートでは、ハイハットとスネアの叩く回数や叩く箇所を変化させる事で、ビートパターンに変化を出します。
四つ打ちの8ビートと16ビート
「四つ打ち」というドラムパターンは、主に、ダンスビートとレゲトンビートで使われますが、8ビートや16ビートの中でも使ったりします。
8ビートの基本パターンでバスドラムを「四つ打ち」にしたり、16ビートの基本パターンでバスドラムを「四つ打ち」にしたりすれば、「四つ打ちの8ビート」や「16ビートの四つ打ち」というように、四つ打ちを使った8ビート・16ビートとなります。
また、四つ打ちを使った16ビートでは、スネアを抜いて、ハイハットとバスドラムだけで叩くという少し特殊なビートパターンもあります。